Binanceが45億円相当のビットコインハッキング被害、ロールバックは実施せず

さがえ

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仮想通貨大手取引所Binance(バイナンス)が7,000BTC(約45億円)規模のハッキング被害を受けたことを8日に発表した

Binanceは世界最大の取引高を誇る仮想通貨取引所だ。2017年7月に香港で設立され、現在マルタ島に本拠を置いている。また、シンガポール、ウガンダ、ジャージー島などにも進出しており、世界最大規模の取引所として名高い。

発表によるとBinanceは、日本時間の8日午前2時頃に、大規模なハッキング被害を受けたという。被害額は7,000BTC(約45億円)に及ぶ。ハッカーは、フィッシングやウイルス攻撃などにより、複数ユーザーのAPIキーや二段階認証コードを盗み出し、不正にアクセスしたという。

今回、同取引所が保有するBTCの2%が保管されていたホットウォレットがハッキング被害を受けた。ハッカーは1度のトランザクションで7,000BTCを盗み出したという。その他のウォレットは、いずれも被害を受けていないとしている。なお、ハッキング被害が発覚した後、同取引所は全ての出金を停止。現在も停止されており、再開まで1週間ほどかかるとしている。

今回ハッカーは、同取引所が導入しているパスワードや二段階認証などといったセキュリティチェックを全て通過したという。また、一見関係のないように思われる複数アカウントを経由して不正引出しを行ったため、事前に阻止することができなかったとしている。

同取引所は今後、セキュリティの見直しを行なっていくとしている。また、見直しには1週間程度かかるとしており、進捗状況に関しては随時伝えていくとしている。

同取引所は非常時の保険として設立されたSAFUファンドから、ハッキング被害を受けたユーザーに対して全補償を行うとしている。SAFUファンドはハッキングなどの緊急時に、ユーザーの資産を保護する目的に設立されたファンドだ。取引手数料の10%がファンド資金に割り当てられており、資産はコールドウォレット内に保管されているため安全だという。

なお、BinanceのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏は、本件に関し、Twitterのライブ動画を利用して会見を行った。同氏は、ハッキングが行われた期間のビットコインの取引をなかったことにして被害前の状態に戻す「Reorg(リオーグ/ロールバック)」の実施を検討しているものの、ビットコインそのものの信用を傷つける可能性があるため慎重に検討していく姿勢を示した。

(2019年5月8日 19:55追記)
その後CZ氏は、複数の関係者も含めて検討した結果、Reorgは実施しないことを決定したと発表している

(画像は「Twitter」ウェブサイトより)

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