ドラギ総裁「仮想通貨は通貨ではない」、ブロックチェーンには前向きか

編集部

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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「仮想通貨は通貨ではない」と、8日に開催されたECBユースダイアログで発言した

マリオ・ドラギ氏は、2011年からECBの総裁を務めるイタリアの経済学者だ。過去にはイタリアの経済財務省総務局長や、ゴールドマン・サックス副会長、イタリア銀行総裁などの要職を歴任している。同氏の発言は、現在の景気や今後の見通し、金融政策など経済において重要な情報が含まれており、影響力が大きい。

ECB Youth Dialogue(ユースダイアログ)は、学生がドラギ総裁に直接質問ができるイベントだ。事前にユーロ圏10カ国の約5,000人の学生によるコンペティションが行われ、上位の学生がイベントに参加した。

その中で、スロバキアの学生が、ドラギ総裁に以下のような質問をした。

「金融業界において将来的に、仮想通貨とブロックチェーンが存続する可能性はあるのか。私は、ECBのような伝統的な機関は、そのポンテンシャルを恐れるべきではないと思う」

それに対してドラギ総裁はまず 「仮想通貨は資産ではあるが、通貨ではない」と主張し、その理由について以下のように述べた。

「ユーロにはECBという後ろ盾がある。しかし仮想通貨にはそのように信用できるものがあるだろうか。また、マクロ的に経済に影響を与える可能性があるため、リスクが高い投機的な対象だと認識している」

仮想通貨に関しては日本でも同日、日本銀行の黒田総裁も同様に、通貨ではなく投機の対象だと発言していた。

このように仮想通貨に対しては批判的な意見を述べたドラギ氏だが、ブロックチェーンに関しては以下のように肯定的とも捉えられるコメントを残した。

「ブロックチェーンは、民衆の暮らしや銀行の仕組みを変えるかもしれない。そのため私たちは注意深く監視している」

EUは年内に仮想通貨への規制を強める方針を発表している。一方で、EUのブロックチェーン国際標準化団体であるINATBAが4月に設立され、業界は成長に向けて動いている。

(画像はECB Youth Dialogueより引用)

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