ビットコインの速度はイーサリアムの6倍、開発者が独自にデータを集計

さがえ

  • 1

ビットコインは、処理能力が他の仮想通貨に劣ると指摘されることがある。しかし今回、アルトコインと比べて、ビットコインがより短時間で改ざん不可能なセキュリティレベルまで達するという調査結果が、セキュリティ関連の開発者Luke Childs氏によって発表され、話題となっている。

ビットコインにおける改ざん不可能なセキュリティレベルとは、該当の取引(トランザクション)が記録されたブロックを含む6ブロックがつながった状態、すなわちトランザクションが6回承認された状態を指す。

ブロックチェーンにおける承認とは、新たに行われたトランザクションが、ブロックチェーン上の新たなブロックに記録されることを指す。トランザクションが承認されるごとに、最新のブロックの後ろに新たなブロックが追加されていくが、この時最新より1つ手前のトランザクションは、2回承認されたことになる。この回数を、ブロックチェーンでは承認数と呼ぶ。

ブロックチェーンは機能のアップデートがチェーンの分岐を伴うことがあり、その場合最も長いチェーンが正当と見なされる。悪意をもった者が偽の情報を含んだブロックを正当化するためには、より長いチェーンを用意する必要がある。しかし、通常ハッシュパワー(承認作業を行うマシンパワー)で劣っていれば、本来正当であるチェーンが6ブロックつないだ(6回承認を行った)時点で、それよりも長いチェーンを用意することが不可能とされている。

セキュリティ関連の開発者Luke Childs氏は今回、ビットコインの6承認時のセキュリティレベルに相当する、アルトコインの承認数およびそれにかかる時間を、アルトコインでも検証した。その結果、調査対象の全てのアルトコインが同セキュリティレベルに達するよりも、ビットコインがより少ない時間で達していることが判明したという。

ビットコインの1承認に要する時間は約10分であり、改ざん不可能となる6承認を行うまでに約1時間要する(調査では56分)。これに対し、イーサリアムETH)では上記セキュリティレベルに達するまでに1,389承認、時間にして5時間24分が必要という結果となり、ビットコインのおよそ6倍の時間がかかることがわかった。

また、ライトコインLTC)ではビットコインの10倍、ビットコインキャッシュBCH)では20倍の時間がかかるとし、いずれもビットコインの処理速度に比べはるかに遅いという結果となった。なお、調査対象となったその他全てのアルトコインは、いずれもビットコインの40倍以上の時間がかかるという。

なお、ビットコインの6回と同等のセキュリティレベルに相当するアルトコインの承認数については、基本的にハッシュレートによって計算されている。また、ネットワーク設計そのものが持つセキュリティの性向は加味していないという。さらに、今回はビットコインと同じPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を承認アルゴリズムとして採用している仮想通貨のみを対象外としているため、そのため、リップルXRP)などの通貨は対象外となっている。

(画像は「How Many Confs?」ウェブサイトより)

コメントを残す

<今日の仮想通貨市況>バックト、ビットコイン現物先渡しテストを開始

 23日午前11時現在の主要仮想通貨は、ビットコイン(BT……

モーニングスター

イートロとバイナンス、著名米投資家ウォーレン・バフェット氏と昼食

 トロン(TRX)BC(ブロックチェーン)プロジェクトの創業……

Cryptocurrency News

<今日の仮想通貨市況>ビットコインは軟調、週末は往って来い

 22日午前10時現在の主要な仮想通貨は、ビットコイン(B……

モーニングスター

投資家心理悪化、BTC=108万円(10,000ドル)で反発上昇できるかに注目

Crypto Market Weekly 7月19日号 ……

松嶋真倫

NeoとOntology、「次世代のインターネット」プロジェクトで提携

 中国の主要パブリックブロックチェーン(BC)であるNeo(……

Cryptocurrency News

FATF後押し、日本主導で仮想通貨版SWIFT創設へ

 日本政府は、各国の規制当局により構成される多国間組織の金融……

Cryptocurrency News