iPhoneのハードウォレット化が狙いか、AppleがiOS13で開発者向け「クリプトキット」を追加

編集部

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アップルのWWDC2019で、iOS次期バージョンiOS13の開発者向けツールに、暗号化機能とビットコインのシンボルアイコンが追加されたことを、4日にCCNが報道した

これにより、一般開発者がiOS13に対応したアプリケーションを作成する際に、暗号化機能とビットコインのアイコンを正式に利用できるようになった。

WWDC(ワールド・ワイド・デベロッパーズ・カンファレンス)は、アップルが毎年6月頃に開催する、開発者向けの講演会だ。CEOによる基調講演や新製品に関する情報などの重大発表が行われることが多い。

今回の講演では、暗号化機能とアイコンの追加に関して特に触れられることはなかった。しかしその後、開発者向けページのアップデートに伴い、情報が追加されていたことが判明した。

CryptoKit(クリプトキット)と呼ばれる暗号化機能では、主に以下の機能がアプリケーションに実装できる。

  • 2パターンの暗号化
  • 4パターンのハッシュ化
  • 8パターンの公開鍵暗号生成
  • 秘密鍵へのアクセスと使用
  • デジタル署名

仮想通貨の取引に使用される基本的な暗号化機能が備わっており、その他にもデータを安全に受渡すなどの応用が可能だ。しかし、ビットコインに使用されているハッシュ機能のSHA256と、暗号機能のECDSA(楕円曲線暗号)は含まれていなかった。

また、4種類のビットコインアイコンが追加され、アプリケーション画面に表示できるようになった。以前、一般的なテキストとして「₿(ビットコイン)」は追加されていたが、開発者向けとしては初めてだ。現時点で、イーサリアムリップルなど、その他仮想通貨のアイコンは追加されなかった。

なおiOS13のリリースは、今秋の予定だ。

今回の機能追加に関して、TrustWalletのCEOであるViktor Radchenko氏は、以下のようにコメントしている。

「クリプトキットの機能がもう少し充実すれば、iPhoneをハードウェアウォレットに変えられる」

アップルは毎年9月頃に、iPhoneのリリースイベントを開催している。近年サムスンHTCPudiXが仮想通貨に特化したスマートフォンを発表していることも考慮すると、次回以降のイベントでは、ウォレット機能付きのiPhoneが発表されることも期待できそうだ。

(画像はhttps://developer.apple.com/design/より引用)

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