DeFiのEOSREXが牽引か、ロックアップ額でイオスがイーサリアムを上回る

編集部

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DeFi(分散型金融)プラットフォームのEOSRex(イオスレックス)に、わずか1ヶ月で6.3億ドル分のEOSが投じられていることが、バイナンスリサーチの調査により明らかとなった。これにより、DeFiの市場規模において、イオスイーサリアムを上回った。

DeFiとは、広義では、ブロックチェーンを使用した分散型金融サービスを指し、DEX(分散型取引所)やステーブルコインなどが該当する。狭義では、コンピューターリソースや金銭の貸し借り、金融商品の取引などを行うブロックチェーンで構築されたエコシステムを指し、仮想通貨ローンやコンピューターリソースのレンディングなどが該当する。

DeFiは、スマートコントラクトにより契約がスムーズかつ安価になり、ブロックチェーンに記録されるために透明性や改ざん耐性もある。現在の金融分野では、多くのエスクロー(仲介者)や契約が発生しており、それらを効率化できることから発展が期待されている。

イオスレックスは、EOS保有者とイオスdApps(分散型アプリケーション)開発者によって、先月リリースされたばかりのコンピューターリソース・レンディング・プラットフォームだ。

イオス・ネットワークでは、トランザクションを生成する際に下記2種類のリソースを消費する。

  • ネットワーク帯域幅(NET)
  • コンピューティング(CPU)

送金を行いたい者や、dAppsを実行したい者は、保有するEOSをステーキングすることで、リソースを確保する必要がある。そのため、EOS保有者の多くは、ステーキングを行っているとされている。しかし、ステーキングをしていながら、送金等を行わない者もいるため、リソースが余る状態が多発している。

イオスレックスでは、EOS保有者が独自トークンのREXをEOSで購入することで、リソースであるNETとCPUをネットワークにプールし、貸出せるようになる。開発者はそれらを借入れ、1ヶ月ごとにEOSで利息を支払う。リソースを貸し出していた者は、REXを売却することで利息分を上乗せしたEOSを受取ることになる。

バイナンスリサーチによると、現在DeFiに分類されるアプリケーションは、以下の通り全部で17存在するという。

  • イオス   :1
  • イーサリアム:15
  • ビットコイン:1

大半がイーサリアムで構築されている一方で、プラットフォームにロックアップされている仮想通貨の総額は以下のように、イオスイーサリアムを超えている。

  • イオス   :6.3億ドル
  • イーサリアム:5億ドル
  • ビットコイン:1,000万ドル未満

ロックアップとは、プラットフォーム上でスマートコントラクトに充当された仮想通貨のことだ。契約履行時の支払いなどに使用される。イオスレックスでは、購入されたREXの総額がロックアップだ。このことから、リソースを貸出してEOSの利息を得ようとする動きが強いことがわかる。

しかし、実際に履行されるレンディング契約数は想像より少ないという。つまり、多くのユーザーがリソースを貸出しているものの、リソースを利用する者がおらず、供給過多の状態だ。

DeFiには、証券該当や税金、カストディやライセンス、ハッキングなどまだまだ多くの課題がある。イオスイーサリアムが共に業界を牽引し、それらをクリアすることだろう。

(画像はhttps://eosrex.io/より引用)

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