マイク・タイソン氏が何も知らずに仮想通貨業界でニュースになった経緯

Cryptocurrency News

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 仮想通貨系ニュースサイトが13日、有名ボクサーのマイク・タイソン氏が支援する仮想通貨の募集が始まると報じた。しかしこのプロジェクトは詐欺であることが判明したと伝えられた。

 残念なことに、仮想通貨ジャーナリストでさえ時には詐欺に騙されることがある。今回は少なくとも2社のニュースサイトが、マイク・タイソン氏という形で有名スターの力を後ろ盾にしたファイト・トゥ・フェイムという新しい刺激的な娯楽プラットフォームが間もなく登場すると報じた。同サイトには、カウントダウンを刻む時計の上に「近日公開」という魅力的な言葉が記載されている。現時点ではプロジェクト開始まで残り20時間と表示されている。しかしこのプロジェクトは正確にはどのようなものなのか?

 ベンチャービートとコインテレグラフの報道によると、生対戦、映画、ゲーム、リアリティ番組、ソーシャルメディア、賭けを通じて、格闘家の影響力と認知度を高めるとともに、より多くのお金を手にできるようにすることが同プラットフォームの目的であり、BC(ブロックチェーン)は「全てをまとめ上げる接着剤のようなもの」だという。

 しかし、モンダーン・コンセンサスが改めて発見した通り、仮想通貨調査会社であるコインテリジェンスは5月にこのプラットフォームに関する詳細な暴露記事を執筆し、この仮想通貨プロジェクトは「世界中で競技型リアリティショーのような試合を行うという壮大な計画を持っているが、実際にこれを構築し支援しているのは、16年に大規模なポンジスキームで中国人から大金を」騙し取った疑いでインターポールと中国の規制当局に指名手配されているジェンシャン・シ(別名モルガン)という逃亡者であると記した。

 信ぴょう性に欠ける話の一例として、ファイト・トゥ・フェイム組織委員会はタイソン氏を会長兼創設者とし、大物スターのシルベスター・スタローン氏、ジェット・リー氏、ドウェイン・’ザ・ロック’・ジョンソン氏、アーノルド・シュワルツェネッガー氏を招待する予定だとしている。

 同プロジェクトの営業担当者は世界中の様々なBC会議を訪れた際にマイク・タイソン氏の名前を使い、『タイソン・トークン』の資金調達<そして将来的なICO(イニシャル・コイン・オファリング)かSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)>のために数百万ドルを求めていたが、調査によると、タイソン氏は同プロジェクトに全く参加していないという。

 コインテリジェンスは、シ氏とその仲間は動画を使っていたが、その動画は「18年初頭にマイク・タイソン氏に急いで撮影させたもので、タイソン氏は自身が関わったトークン計画の本当の意味に気づいておらず」、同氏はこの動画の利用に驚いたと報じている。

 コインテリジェンスは、タイソン氏の弁護士がシ氏(モルガン)、その2人の仲間、モアゲイン・キャピタル・グループに送った停止通告書を公開した。この通告書には、シ氏らは「『タイソン・トークン』ブランドを名乗る仮想通貨(『違法商品』)の宣伝に関して、タイソン氏の同意を得ずに商業目的で同氏の名前、声、写真、肖像を不当に不正流用している」と記されており、即座に活動を停止するよう要求している。

 クリプトニュースが以前報じた通り、詐欺はどこにでもあり、あらゆる形をとっているので、今回の出来事は投資したいと思う事業は常に精査すべきだという良い教訓だ。我々は8日に、詐欺師を騙した仮想通貨系ユーチューバーについて記したが、これまでにもリブラ詐欺の増加、現在の詐欺の流行、詐欺全般、それを避ける方法を報じている。

(イメージ写真提供:123RF)

This story originally appeared on cryptonews.com.

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