欧州のETNやETPは誰も気にしないが、なぜ米国のビットコインETFが問題なのか

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 SEC(米証券取引委員会)が、ビットコインBTC)を担保にしたETF(上場投資信託)に対する方針を新たに決定していく中で、なぜその規制がそもそも必要なのかを問われている。

 BitwiseアセットマネジメントのCEOハンターホースリー氏と、グローバル研究部門長のマットホーガン氏を招いて行われたブルームバーグTVのインタビュー内で、司会のエリックバルチュナス氏が次のような指摘をした。

 「私はヨーロッパをBTCのETFがどのようなものになるのかを観察するためのインキュベータとして見ている。スウェーデンは二種類のETN(指標連動証券)を販売しており、スイスでは実際にBTCに担保されたETP(上場投資商品)を販売していますが、実際にそれらについて気にしている人はいません」として、彼は二人に、なぜETFが問題になるのかについて質問をした。

・スイスの取引所におけるETPの売上高

 「私は、アメリカにおけるBTCのETFの一番重要なところは、それが金融アドバイザー市場を解放してしまうことだと思います」とマットホーガン氏。そして、

 「現在まで、仮想通貨はコインベース、ジェミニ、クラーケンなどを通して民間投資家や、アンドリーセン・ホロウィッツなどのベンチャーキャピタルなどの機関投資家に注目されていきました。アメリカにある仮想通貨の半分は金融アドバイザーが持っていますが、現在、それらの人々が市場にアクセスするのはとても困難です」と述べた。

 ヨーロッパにおける仮想通貨商品の問題については言及することなく、ホーガン氏はビットコインETFがビットコインに与える影響は、金のETFが金に与えた影響と同様のものになるだろうと説明する。「これによりアメリカの富の大きな部分に全く新しい巨大な市場ができることになります」

・大きな進歩

 BitwiseのETFに関する申請の進捗について質問されると、CEOのホースリー氏は、SECは以前、カストディや、市場における購買力、そして市場全体が十分に成熟しているかなどについて懸念を抱えていたと説明。これらについて、ホーガン氏は「2018年には多くのことが起こった。」と述べた。

 「スプレッドが導入され、アービトラージが成長し、そして今カストディアンたちが巨大な保険政策をロンドンのロイドから仕入れています。そのため2018年にSECが抱いていた懸念は全て解消されたと言えるでしょう」

 インタビュー内で、両氏は金対BTCの論争について議論した。そして、BTCは金よりも優れた富の保存媒体だという人もいるとした。

 BTCの高いボラティリティに対してなぜこのようなことが言えるのかという質問に対して、ホーガン氏はアメリカが金本位制を廃止した1971年以前には金のボラティリティは現在よりもずっと大きなものだったと説明。

 「金のボラティリティはとても大きなものでした。30%、40%上昇した年もあります。同様に下落した年もあります。新たに富の保存媒体が市場に入ってきたときもちろん人々は信用しないでしょう、しかしボラティリティが小さくなれば、信用するようになります」

金の価格チャート

 「BTCのボラティリティはとても大きく見えますが、過去5年と比較すると小さくなってきています」

 BitwiseアセットマネジメントはSECにBTCを担保としたETFの販売申請を行った数社のうちの一つだ。最終的な決定は2019年10月13日までに行われる予定だ。

(イメージ写真提供:123RF)

This story originally appeared on cryptonews.com.

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