Tether社が新たにTRONブロックチェーン上でのUSDT発行を発表

編集部

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Tether社は5日、TRON社と提携し、2019年第2四半期までに、TRONTRX)ブロックチェーン上でもステーブルコインTetherUSDT)を発行することを発表した

USDTは、従来の金融システムを革新するというビジョンのもと、2014年10月に発行されたステーブルコインだ。米ドル1ドルにペッグした通貨で価格が安定しているため、一般的にボラティリティ(価格変動率)の高いと言われている他の仮想通貨よりも使いやすいというメリットを持つ。

USDTは過去にも他のブロックチェーン上で発行されている。ひとつはビットコインベースのUSDT-Omni、もうひとつはイーサリアムベースのUSDT-ERC20である。今回新たにTRONブロックチェーン上で、USDT-TRC20が発行される。

2017年9月に創設されたTRONは、独自の分散型ネットワークを構築しており、TRXブロックチェーン上でTRC20トークンと呼ばれる新たな通貨の発行やDAppsの立ち上げを行うことができる。イーサリアムの新たな競合としても注目を浴びている。今回発行されたUSDT-TRC20を使用することによって、ユーザーは、TRONブロックチェーンベースのプロトコルや分散型アプリケーション(DApps)へのアクセスが可能となる。

TRON創設者のJustin Sun氏は、今回の提携に関して次のように述べている。

「Tether社との提携で我々は、DeFi(分散型金融)を実現するための大きな一歩を踏み出した。TRON社も、独自のステーブルコインを手に入れることになり、我々のエコシステム全体に利益をもたらすだろう。TRONブロックチェーンへのアクセスが容易になる」

TetherのCEO、Jean-Louis van der Velde氏は「我々はTRONとの提携を発表できることを嬉しく思う。この提携は仮想通貨分野において革新を続ける我々の取り組みを強化するものである」と述べた。

TRONは先月28日にアップデートを行い、「Odyssey 3.5」をリリースした。このアップデートでマルチシグネチャが実装され、ウォレット管理の強化がなされた模様だ。これについてSun氏は「マルチシグネチャや、アカウント管理は、機関投資家からの主要な要件である」とツイートしている。また、TRONは4日、ユーザー数が200万人を突破したことを報告している。

Tetherとの提携の発表によってTRX価格は一時9%近くの上昇を見せた。時価総額ランキングは10位に位置している。

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