コインベースカストディGM、懸念されていたテゾス報酬サービスの安全性を説明

編集部

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コインベースカストディのゼネラルマネージャーであるSam McIngvale(サム・マッキンヴェール)氏が、先日発表した仮想通貨Tezos(XTZ/テゾス)のステーキング報酬サービスが安全であることを、ポッドキャストで解説した

コインベースカストディとは、2018年にサービスを開始した機関投資家向けの仮想通貨の預かりサービスだ。100万ドル以上の預入れが対象で、預金口座からのOTC取引(取引所を介さない相対取引)にも対応している。

同サービスが新たに対応を発表したのがテゾスだ。テゾスは、スマートコントラクトを搭載したプラットフォーム。イーサリアムと同様に、DAppsを構築することができる。

また、コンセンサスアルゴリズム(合意形成)にDPoS(委任制の保有による証明)を採用していることが大きな特徴だ。テゾスを多く保有するノードにブロックの承認作業が割振られ、承認作業に対してベーキング報酬という報酬が付与される仕組みとなっている。

しかし、ベーキング報酬を得るには、テゾスを大量に保有することに加えある程度の知識が必要となる。そのため、少量の保有者はその作業を委任し、保有量に応じた報酬を受けることが一般的だ。この報酬をデリゲート報酬という。

先月31日にコインベースカストディは、テゾスを預けることでデリゲート報酬を得られるサービスを発表し、注目を集めていた。

一方で、デリゲート報酬からユーザーの情報が追跡される点や、保管サービスの域を超え投票プラットフォーム化する点、といったように、今回のサービス開始に対して懐疑的な意見も上がっていた。

今回マッキンヴェール氏は、テゾスを同社に預けることで報酬が発生する仕組みと安全性を、技術的な内容を交えて解説した。同サービスは顧客が預け入れたテゾスを使い、コインベースにブロックの生成を委任することで、報酬が発生する仕組みであるという。またテゾスはコールドウォレットに保管されるため安全であり、仮にブロック生成者となったコインベースが攻撃を受けたとしても、リモート署名と呼ばれるテゾスの仕組みにより、秘密鍵の安全性は担保されているそうだ。

加えて、マッキンヴェール氏は以下のように安全性を主張した。

「実際にリスクが生じるのはコインベースだ。しかし私達は、それに耐えうる資金と成功させる自信がある。また、顧客のテゾスが危険に晒さらされることは決してない。コールドウォレットで保管しているからだ」

先月、ニューヨークの投資会社がIBMと仮想通貨カストディをリリースすることを発表した。また1月には、金融大手フィデリティが機関投資家向けのBTCカストディを開始することを発表している。このようにカストディサービスが充実することで、今後は機関投資家の参入も期待できるだろう。

(画像はCoinbase CustodyのYouTube動画より引用)

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