SBIVCがBCHの取扱いを廃止、対立関係にあるBSV廃止の動きが強まる中で発表

編集部

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SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)が16日、同社の仮想通貨取引所であるVCTRADEにおいて、ビットコインキャッシュBCH)の取扱いを廃止すると発表した。廃止時期は6月下旬を予定しているという。

VCTRADEは、昨年6月にサービスを開始した。当初は、ビットコインよりも先にビットコインキャッシュの取扱いを開始したことで話題となった。現在は、ビットコインビットコインキャッシュリップルイーサリアムを取扱っている。

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインのスケーラビリティ問題(処理速度や容量の問題)を解決するために、ハードフォーク(ブロックチェーンのアップデートとそれに伴う分岐)により誕生した仮想通貨だ。また、2018年11月にアップデートをする際、開発コミュニティの方向性の違いによりハードフォークが発生している。その結果、オリジナルがビットコインキャッシュABC(BABC)、分岐した通貨がビットコインSVBSV)と名付けられた。

VCTRADEはハードフォーク後、BABCのみを取扱っており、今回廃止されるのもこちらの通貨だ。なお、VCTRADEをはじめ多くの仮想通貨取引所がBABCを従来のBCHとして扱っている。

VCTRADEはビットコインキャッシュの取扱いを廃止する理由について、ビットコインキャッシュの時価総額が大幅に減少しているためと説明している。それに伴い、51%攻撃を受ける可能性が高まり、仮に再度ハードフォークが発生すると、価格が下落する可能性があるとの見方を示した。

廃止時期は6月下旬を予定しており、既にビットコインキャッシュを保有している顧客への対応を進めているという。4月下旬に換金を開始し、5月下旬には同社が指定するハードウォレット(CoolWallet)に出金する予定であるという。また、昨年11月時点でVCTRADEにBCHを保有していた顧客には、BSVに相当する金銭を交付予定としている。

なお、系列会社であるSBI Cryptoによるマイニング事業や、同じく系列会社であるSBI BITSのnChainとの開発など、その他のビットコインキャッシュ関連事業に関する意向は発表されていない。

SBIホールディングスは、2018年3月期の決算資料で、ビットコインキャッシュのマイニングシェア率の5.6%を取得しており、30%まで引上げることを目標としていた。また、nChainと提携し、ビットコインキャッシュをサポートする取組みも実施するとしていた。

しかし、先月行われたインフォメーションミーティングでは、ビットコインキャッシュに関する情報は記載されていなかった。一方で、リップルに関する取組みが強調される形で記載されていた

今回の発表の中で、SBIバーチャル・カレンシーズは以下のようにコメントした。

ビットコインキャッシュは、より顧客の便益を高める金融サービスを提供するという当社グループの経営理念からは乖離した状況にあり、また投資家保護の観点に照らし、 継続して取扱うべきではないと判断した

仮想通貨市場全体としても、目下でBCHを取巻く環境が目まぐるしく変化している。15日にはバイナンスがBSVの取扱いを廃止することを発表し、それに続き多くの取引所が同様に廃止する動きとなっている。そうした中、今回VCTRADEは、BSVではなく、BABCの取扱い廃止を発表した。

VCTRADEはBSVの取扱いを行っていないが、仮想通貨のニュースメディアであるBTCNは、SBIバーチャル・カレンシーズの今回の決断がビットコインSV側を支持する動きなのでは、との見解を示している

(画像は「VCTRADE」ウェブサイトより)

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