BitfinexとTetherがUSDT裏付け資産不正利用か、NY州司法長官が訴追

編集部

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ニューヨーク州のレティーナ・ジェームズ司法長官が、Bitfinex(ビットフィネックス)とTetherテザー)の運営元であるifinex(アイフィネックス)を訴訟した。Bloombergが25日に報道した

ビットフィネックスは、世界の取引高ランキングで29番目に付ける香港の取引所だ。

テザーは、米ドルに1:1で連動するとされるステーブルコインであるUSDTを発行する組織だ。なおビットフィネックスとテザーは、アイフィネックスにより運営されており、過去には顧客資金の管理方法やUSDTの発行に関して幾度となく取り沙汰されている

今回の訴訟の理由は、ビットフィネックスとテザー、Crypto Capital(クリプトキャピタル)の3者間で、不正に金銭のやり取りが行われていたためとしている。なお、クリプトキャピタルは、アイフィネックスが出資するペイメント企業だという。

今回マンハッタン最高裁判所に提出された報告書によると、ビットフィネックスが契約書を締結せずに、クリプトキャピタルに8億5,000万ドルを送金していたという。さらにこれらの資金には、取引所として預かっていた顧客資産とテザーの準備金の7億ドルが含まれていたとのことだ。また、ビットフィネックスは、テザー準備金から最大で9億ドルを送金できる状態であったという。

昨年10月、ビットフィネックスが顧客からの出金依頼に対応できないなどのトラブルを起こしているが、この問題も上記の不正送金を理由に一時的に資金がなかったためではないかとしている。なお、これらの不正送金は、クリプトキャピタルが盗難などの理由で損失を被ったため、その補填のために行われたという。

この提訴により、マンハッタン最高裁判所はアイフィネックスに対して以下の命令を下した。

  • 調査が継続している間、会社の運営は保留とする
  • テザーの準備金移管の停止
  • 本件に関する資料の作成と開示

これに対し26日、ビットフィネックスは反論の意をブログで示している。

「今回の訴訟におけるクリプトキャピタルの8億5,000万ドルの損失に関する情報はいたって曖昧だ。事実、クリプトキャピタルの資金は保管されている。
私たちは、権利と救済を行使しそれらの資金を解放するために積極的に取組む」

今回訴訟を起こしたジェームズ司法長官は、昨年9月に仮想通貨取引所に関する調査レポートを発行し、その中で取引所と顧客との利益相反やインサイダーなどが蔓延していると主張した。また昨年11月には、ビットフィネックスとテザーに召喚命令を発しており、運営体制などについて指摘をしていた。

この報道を受け、ビットコインを筆頭に仮想通貨価格は下落している

(画像は「Tether」ウェブサイトより)

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