マネックスクリプトバンクは「DeFi Ecosystem Report」と題し、注目すべきDeFiプロジェクトやDeFiエコシステムを支えるさまざまなプロジェクトなどに関する網羅的な調査レポートを作成し、11月5日より配信開始いたしました。本ページ内より無料ダウンロードが可能となっております。
■ 背景
DeFiとはDecentralized Finance(分散型金融)の略であり、中央集権的なシステムでは実現が困難であったまったく新しい金融体験をもたらすムーブメントとして、近頃、世界中で大きな話題を呼んでいます。
従来型の金融取引においては、中央集権的な金融機関が決定的に重要な役割を果たしています。比較的新しい分野である暗号資産取引においても、中央集権的な暗号資産取引所がオフチェーン上で様々な操作を行うことで、円滑な取引が実現されているという意味では、従来型の金融取引と変わるところはありません。
他方、DeFiにおいては、このような従来型の金融における中央集権的なプレイヤーが必要とされません。このようなプレイヤーは、パブリックブロックチェーンの技術とプロトコル、そして緻密に設計されたコードによって代替されます。つまり、DeFiにおいては、金融取引に係るほとんどの操作、行為がオンチェーン上で行われるのです。
このことによって、DeFiにおいては、中央集権的な運営者(金融機関等)を信頼することなく、自らの資産のコントロール権限を保持したまま、暗号資産の現物取引、デリバティブ取引、貸出、借入といった従来型の金融取引が可能になるだけでなく、従来の金融機関が担ってきたマーケットメイク等の操作を、今度はユーザーが担えるようにすることで、たとえば「流動性供給報酬」のような新たな収益機会を開拓することができるようになっているのです。
このように金融の世界へ新たな風をもたらすDeFiの世界には、並々ならぬ関心が集まっていますが、しかし、DeFiを標榜するプロジェクトのほとんどすべてが国外で進められるものであり、国内においてDeFiに関する情報を網羅的に扱った調査や文献はきわめて少ない状況にあります。
弊社では、DeFiについて、金融の新たな形、とりわけ中央集権的な管理者を必要としない形を提示しているという点で、FinTech領域のなかでもとくにイノベーショナルな領域を占めるものであると考えております。
また、シェアリングエコノミーや相互保険などに関心が高まるなかで、個人と個人が、ユーザーとユーザーが、コードやプロトコルという「システム」を介して繋がるというP2P(Peer to Peer)の世界観をすでに実現しているDeFiエコシステムは、FinTechの領域を超えて様々な領域に大きなインパクトをもたらすと弊社では捉えております。
このような問題意識から、国内でのFinTechをさらに推し進めるためには、国内の事業者および消費者が容易にアクセスできる地点において、DeFiに関する体系的な情報が提供されている必要があると考え、本調査レポートの執筆に至った次第でございます。
■ 概要
【目次】
・DeFiの概要
・DeFiの市場概況
・DeFiエコシステムの解説
・DeFi Top 40
・DeFi Ecosystem Supporters
【収録プロジェクト(掲載順)】
・Uniswap
・MakerDAO
・WBTC
・Harvest Finance
・Compound
・Aave
・Curve
・Synthetix
・Yearn.Finance
・RenVM
・Balancer
・SushiSwap
・InstaDapp
・Cream.Finance
・Flexa
・dForce
・Nexus Mutual
・DODO
・mStable
・ForTube
・Set Protocol
・dY/dX
・Loopring
・Bancor
・Metronome
・KyberNetwork
・xDAI
・Gnosis
・DeversiFi
・Erasure
・pieDAO
・DDEX
・Opyn
・MelonProtocol
・MCDEX
・RAY
・Augur
・bZx
・ACO
・Dharma
・その他、エコシステムサポーターとして、アグリゲーター、分散型オラクル、クロスチェーン、ステーブルコイン、アナリティクス/エクスプローラー、ウォレット、Layer2、Gasトークン、ステーキング代行、DAOプラットフォーム、セキュリティ、EOSなどの領域で進められている100以上のプロジェクトを収録
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担当:島田