イスラエルの詐欺師、欧州から170万ドル相当の仮想通貨盗む

モーニングスター

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 仮想通貨が世に出てから仮想通貨関連の詐欺師が横行してきた。19年現在でも、人々から多額の仮想通貨を奪う詐欺がある。イスラエルでは、ある一人の詐欺師が主に西ヨーロッパのユーザーをターゲットにして、複数の仮想通貨およそ170万ドル相当をだまし取った。

●イスラエルの仮想通貨詐欺師

 ここ数年でイスラエルは仮想通貨の目立つ地域になった。投機的な目的の対象、または現金の代替としてだ。仮想通貨は多くのポジティブなものをもたらした一方、多くの詐欺師がイスラエルに存在している。これら多くの詐欺師たちは少なくない額を人々から騙し取り、問題になっている。

 Eliyahu Gigiというある人物は、西欧諸国から複数の仮想通貨を盗んだ。最終的に170万ドル相当の仮想通貨を手に入れたとされている。これらはもともとドイツ、オランダ、ベルギーなどのユーザーが所持していたものだった。これらの国以外にも被害者がいる可能性も十分にある。

 現在彼は逮捕されており、裁判を待っている。問われている罪は、詐欺、窃盗、資金洗浄、所得税法違反、などである。所得税に関して問われているのは、犯罪者たちは犯罪で得た資金を報告しないからという単純な理由だ。現在、この事件に関する証拠集めを行っている最中であるため、これら以外の罪についても裁判が始まる前に追加される可能性がある。

 複数の仮想通貨を集めるために、彼はいくつかのウェブサイトを用意していた。これらのウェブサイトは仮想通貨を盗むためのマルウェアを散布するためのものだった。こういったマルウェアによりコンピュータを直接操作していたのか、パスワードで守られていないウォレットのファイルを盗んでいたのかは、いまだに明らかにされていない。

 また彼はフィッシングサイトも運営していた。それにより、仮想通貨取引所やオンラインウォレットで使用されているかもしれないパスワードとユーザネーム情報を集めていた。ユーザーは仮想通貨を安全に保管するためにはハードウェアウォレットを使用することが大事であることを示す新たな事例である。もちろん全ての仮想通貨に対応している訳ではないが、最低でも対応しているかどうかを調べるのは必須だ。

 規制当局がこのような犯罪者に対して厳しい措置を下すのは良いことだが、これら犯罪活動は終わることはないということを頭に入れておくことが重要。特に仮想通貨価格が上昇している際には、ビットコインやアルトコインが標的にされる可能性が増える。ここ数年で明らかになってきたことは、犯罪者は犯罪行為をあらゆる手段を使用して行うということだ。どのような手口があるのかを確認して、それらから自分の資産をどのように守っていくのかということの責任は個人の仮想通貨保持者にある。

(イメージ写真提供:123RF)

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