ベネズエラ、パスポート発行料は独自通貨でのみ決済、国民流出の対策となるか

さがえ

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ベネズエラ政府はハイパーインフレによる国民の国外流出への対策として、パスポート発行手数料の支払いを独自仮想通貨Petro(ペトロ)のみに限定する政策を検討している。Bitcoin.comが伝えた

ベネズエラでは、石油価格の下落によって経済的に打撃を受け、記録的なハイパーインフレとなっている。これにより自国を去る国民が急増している。ニコラス・マドゥロ大統領は、ハイパーインフレの対策として、独自仮想通貨であるペトロの活用を試みている。8月にはペトロを公式会計単位として使用するとも発表しており、ペトロでの経済立て直しを急いでいる。

これまで隣国のボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラの国民は、パスポートなしに国々を行き来することができた。しかし、ベネズエラからの移民が急増したため、ペルー政府は8月、ベネズエラ国民はパスポートを所持する者のみに入国を限定した。そのためベネズエラでパスポートの需要が高まっている。

ベネズエラでは毎日5,000人あまりの国民が国外に出国しているという。デリー・ロドリゲス副大統領は29日、記者会見でベネズエラの新しいパスポートは11月より2ペトロ(約115米ドル:1万3千円)で取得できるようにすると発表した。最近引き上げられたベネズエラの最低賃金は月18ドル前後。パスポート取得のハードルを高くして、国民の海外流出を防ごうという試みである。

ペトロは11月5日に販売が開始されるという。ペトロは、自国の法定通貨であり、最近デノミネーションされたボリバルで購入可能とされる。ペトロの価値は、ベネズエラに埋蔵されている原油に裏付けられていると伝えられていた。しかし、新しく公開されたホワイトペーパーでは、各種の鉱物資源に裏付けされ、具体的には石油50%、金20%、鉄20%、ダイヤモンド10%の配分であると記載されている。

また、ペトロはProof of Workを採用しており、DashのX11アルゴリズムを使用し、マイニングされていることが発表された。1ブロック4メガバイトで、承認の間隔は1分であるという。一部の社会主義者からは、ペトロの価値は資源によって裏付けられているためにマイニングの必要性がないという声もある。

(画像は「Petro」ウェブサイトより)

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