NEM財団が総額950万ドルのXEMを調達、新体制を発表

編集部

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8日に、NEM財団が新体制移行のための3つの進捗報告を発表した。中でも、全調達額を分割した2,500万XEM(約112万ドル)が、財団に支払われたことが注目を集めている。

NEMは、2015年にエコシステムの基盤を築くために開発されたブロックチェーンだ。安全性や開発のしやすさに重点を置いており、コンセンサスアルゴリズムにはPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)が採用されているXEM(ゼム)はNEMブロックチェーン上で発行されている仮想通貨だ。

NEM財団は、NEMの普及を目的として2017年にシンガポールを拠点で設立された組織だ。今年1月には、これまでのプロモーションを中心とした組織から、プロダクトを中心とした組織への転換を目的とした、大幅な組織改革が報道された

2月8日には、再発足の発表と共にNEM基金から、2億1,000万XEM(約950万ドル)の資金調達を受ける旨の提案をNEMコミュニティに提出している

NEM基金とは、NEMブロックチェーンの運営資金であるサスティナビリィティファンド(持続性資金)の一種で、2015年にNEM開発者らにより取決められた。その他にもノード報酬や開発費用など全7種のファンドがあり、現在は約2億7,000万XEM貯えられている

またこの資金調達案の採決は、先月15日から20日の間にかけてNEM利用者からのPoI投票によって行われた。その結果、90%の投票者が賛成したことにより提案は可決された。採用の基準は65%であった。PoI投票とはNEMブロックチェーン上で利用できる投票機能のことで、純正ウォレットであるNanoWalletから専用のアドレスへ0XEMを送金することで、投票ができる。

そして、今月8日、全調達額である2億1,000万XEMを分割した2,500XEMが、財団に支払われたことが発表された。また同様に、新体制発足に伴う2つの取組みが発表された。

まず技術的な取組みとして、NEM開発チームが開発中であるCatapult(カタパルト)に関して、開発言語を追加したことや、新たな開発者の参加に加え、公募する予定であるという。カタパルトとは、NEMブロックチェーンの機能を向上させるための大型アップデートプロジェクトのことで、送金速度の改善や応用性があるマルチシグ機能の実装などが行われる予定だ

次に、新体制移行のために専門チームを設けたという。このチームは、リーダー達のKPI(目標)設定や、従業員に対する評価システムの導入など、全30項目の取組みを行なっていくようだ。

今回の発表に関して、NEM財団は以下のようにコメントした

「資金調達が正式に決まり、新しい体制への移行準備が整った。ここ数週間の皆様の協力に心から感謝する」

この発表の後に、XEMの価格は4.5円から5.7円まで一時的に約20%上昇した。投資家のNEMへの期待感がうかがえる。なおcatapultのリリースの詳細についてまだ発表されていない。

(画像はhttps://nemflash.io/より引用)

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